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SUNPEDIA ~お仕事百科事典~
ニッパー
ニッパーとは、主に配線コードや金属線(ハリガネやピアノ線など)を切断したりするときに使用しますが、その用途によって刃の部分にはさまざまな種類があります。一般的な構造としては、対象物を切断する刃先は丸みを帯びており、中には刃に電線のカバーをむくために使用する切り欠き(くぼみ)を付けたものなどがあります。また、握るハンドル部分には電気を通さない絶縁カバーグリップを付けた物もあります。
ニッパーには、用途に分けられたさまざまなタイプのものがあります。
■強力ニッパー
硬いハリガネや電線などを切断するニッパーです。ニッパーの中でも刃先が厚いため、切断がしやすい構造になっています。海外製のものでは、特に硬いピアノ線や硬鋼線も切断ができるものがあります。
■精密ニッパー(マイクロニッパー)
刃先が薄く、100~125mmのサイズでコンパクトに作られているニッパーです。電子部品や半導体の付いている電子回路などの、電線部分を切断するのに主に使用されます。
■エンドニッパー
日本の伝統工具である「喰切(くいきり)」と形が似ていて、一般的な横から切断するニッパーに対し、こちらは縦に(上下から)くわえ込むような形で切断します。銅線や鉄線、ピアノ線、クギの頭など、特に硬いものを切断することができます。
■斜めニッパー
斜(しゃ)ニッパーとも呼ばれます。刃を合わせると船の先端部分のような包み込む形状になるニッパーで、刃の中央部分には1.0mmや1.5mmの丸いくぼみがあり、ここにカバー付きの銅線(ビニルコード)を引っ掛けることで、銅線を傷つけることなくカバーだけ欠き取ることができます。
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