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SUNPEDIA ~お仕事百科事典~
ラチェットレンチ
ラチェットレンチとは、締め・緩めのどちらか一方向に回転を制限することができるラチェット機構があるため、ハンドルをグルグル回転させたり、何度も差し替えなくてもハンドルを往復させるだけで六角ボルトやナットを素早く締め・緩めることができるレンチ(スパナ)の一種です。※【豆知識】日本では先端が解放されたものがスパナ、それ以外をレンチと区別することが多いです。
ラチェットレンチには、作業する場所によってさまざまな種類があります。
- 締め・緩めをする先端部(ソケット)が片側1サイズだけ出ている「片口ラチェットレンチ」
- ソケットが表と裏の両側に出ており、それぞれ違うサイズの締め・緩めができる「両口ラチェットレンチ」
- ソケットが標準のものよりも長く飛び出ているので、深い溝にボルト締めをすることができる「ロングソケットラチェットレンチ」
- 狭い場所にあるボルト締めをするのに便利なように、ソケット部分を薄く平らにした「薄型ラチェットレンチ」
- ハンドルの部分を短くし、狭い場所や高い場所で使い勝手がいいようにした「ショートタイプラチェットレンチ」
- アルミニウムで作られ、持ち運びに便利な軽量タイプの「アルミ製ラチェットレンチ」
【ラチェットレンチを使用する上で、危険を回避するための注意点です。】
・ボルト・ナットのサイズに合ったものを使用しましょう。
・ボルト・ナットへソケットを差し込む際、浅くかけたり、斜めにかけた状態での使用は力を入れた際に突然外れることがあり、大変危険です。確実に差し込んでから使用しましょう。
・強い力で回すために、ハンドル部分にパイプなどを差し込んで使用しないで下さい。
・ボルトを入れる穴を揃えるためなどに、ラチェットレンチをハンマー代わりに使用しないで下さい。
・ラチェットレンチのソケット部と反対側の部分は、先端が尖っています(「シノ」と呼び、ボルトの穴を揃えるためや、2つの鉄の棒を番線(ハリガネ)で締める際などに使用)。ハンマーを使用した無理な対象物の穴合わせや、割る作業などはしないで下さい。大変危険です。
・使用目的以外に工具を使用しないで下さい。
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